段ボールの歴史
段ボールの歴史は19世紀までさかのぼります。
当時のイギリスは、工業化による生産力の増大によって経済力や軍事力を増し世界の覇者としての地位を築き上げていました。
そして華やかな上流階級の紳士たちの間ではシルクハットが流行っていましたが、帽子につく頭の汗のにおいは彼らの悩みの種であったようです。
そこで考案されたのが"波状に折った厚紙"で、これを帽子の内側に入れることによって通気性がよくなり、汗も吸収されるようになりました。
これが現在の段ボール起源で、イギリス貴族の来ていた服の"ひだ襟"にヒントを得ています。
この"ひだ襟"は、洋服に肌やひげが直接触れて汚れるのを防いで清潔さを保つためのもので、服から取り外して洗うことができるようになっていました。
日本にも戦国時代から江戸時代の初期の南蛮貿易が盛んに行われた頃に入ってきて、大名や裕福な商人といった上流階級の人たちの間で流行していたようで、当時の様子を描写した絵には必ずといっていいほど登場しています。
その後アメリカで電球の包み紙や壊れやすいランプなどのガラス製品を運搬による衝撃から守るために使われるようになり、日本では明治42年に綿繰り機を利用してボール紙を波状にして"段"をつけることに成功しました。
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