好不況に左右されない

ロングセラーの商品パッケージが、人に与える影響は想像以上に大きなものです。
もちろん、常に新しいものを選ぶという人もいますが、そうした傾向は、概ね、好景気の時に際立ちます。
70年前後の世界的な好景気時に非常に斬新なファッションが大流行したのと同じです。
しかし、経済成長が鈍化し、収入の伸びも少なくなると、つまりバブル崩壊後の日本のような状況ですが、人々は、よりコンサバティブなものを求める傾向が強まります。
特に、食料品のような安全・安心志向が非常に高い商品では、その傾向はより顕著になっていきます。
こうした状況下では、見慣れたパッケージ、見慣れたマーク、見慣れたロゴの持つ力が強くなります。
ただし、だからと言って、レトロ趣味的なデザインが流行るというわけではありません。
レトロ趣味が流行る時期というのは、消費者に余裕がなければならないのです。
新しい良いものでなくても、古いしかし目新しいデザインを手にできるという意識がレトロデザインを流行させます。
ロングセラーのパッケージが持っているデザインの強さは、そうしたものではなく、長い間に、深く静かに人々の意識に刻み込まれていくものです。
したがって、好不況に左右されず、さらには不況時にはより強く、消費者の心に届くといってもいいでしょう。
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